猫とシェアできる食べ物

2016年8月11日 by Ootani Sachiyo with 0 comments

猫に絶対必要なビタミン


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猫にとって絶対に必要なビタミン

猫の食事を選ぶとき、何を基準に選んでいますか?有名なメーカーである事、猫の好み、動物病院の推奨フード?色々な選び方がある事でしょう。もちろん価格や容量も大切な判断基準になります。でも、猫の健康を第一に考えるうえで、猫には絶対に接取を続けなければならない栄養素がある事をご存知ですか?この必須栄養素が適切に配合されている食事でなければ、猫の健康を考えているとは言いかねてしまいます。

 

猫の必須栄養素とは

猫にとって健康を維持する上で欠かせない栄養素はいくつかあるものの中でも「ビタミン」はとても大切です。ビタミンと聞くと、まず「野菜」を思いつく事でしょう。猫といえば魚や肉が好物なイメージがあり、キャットフードのパッケージを見ても野菜入りをアピールしている製品は少ないものです。ですから、意外に感じる方も多いでしょう。実は、猫が必要とするビタミンには2つの種類があり、一つは「肉や魚」に含まれる「脂溶性ビタミン」です。これらはごく少量ですが肉や魚に含まれているので、一般的な食事をしている場合には不足してしまうという心配もないでしょう。ただ、過剰の摂取してしまうと、脂溶性ビタミンは、尿道結石を引き起こしたり、内臓機能の低下を引き起こしてしまう場合もあるので気を付けてあげましょう。

そして、もう一つは主に野菜に含まれる「水溶性ビタミン」です。私達がビタミンと聞いてまずイメージするものは、この水溶性ビタミンが多い事でしょう。水溶性ビタミンは、その名の通り、水に溶けてしまう性質があるので、食事で接取しても消化吸収しきれなかった分は尿として体外に排出されてゆきます。ですから、過剰摂取の心配がないのです。野菜好きな猫の場合、食べ過ぎを心配する必要がないという事です。しかし、水溶性ビタミンの場合は欠乏する事で体調に異変をもたらしてしまうので、「食べない」事には注意をしなければなりません。

 

ビタミンにも質があります

肉や魚にビタミンが含まれているからといって、安価なキャットフードでも原材料が肉や魚なら良しという訳ではありません。良質な素材には良質な栄養素が含まれています。キャットフードを選ぶときには、必ず原材料表示を確認し、安心できる素材かどうかを確認しましょう。また、ビタミンは製造段階で加熱する事によって消滅してしまう特性があるので、ドライフードの場合、素材に含まれるビタミンはほぼすべて消滅していると考える事ができます。ビタミンを別途添加している製品かどうかをキャットフード選びの基準として覚えておくとよいでしょう。

 

手作り食の場合には?

自宅で猫の食事を手づくりされている方も多い事でしょう。実は、猫は犬よりはるかに肉食度の高い動物です。米や野菜を好まずに、肉や魚だけを選び、食べる事もあるでしょう。栄養面からみた場合、手作り食のうち肉や魚だけを選び食べてしまうと、野菜などから接取すべき水溶性の方のビタミンが不足してしまう事になるので、長い目で見た場合には「ビタミン欠乏症」を起こす可能性があると言えます。市販のキャットフードと違い、手作り食の場合は素材そのものの形状や風味、食感が残る事がメリットですが、逆に食材のえり好みもできてしまうのです。好きな食材しか食べない、嫌いなものは食べ残す。でもそのまま置いておくわけにもいかないので、片付けざるをえないと。もし、野菜を食べ残してしまう場合には、野菜と肉を混ぜてペースト状にする、寒天やゼリーなどを活用し固めてしまうなどの方法を考えてもいいでしょう。

ビタミン欠乏症とはこのような症状を放置してしまうと、体内でどんどん進行してしまい体調の急変などを引き起こしてしまう場合もあるので、些細な異変でも気になる場合には、動物病院へ相談をしましょう。病院を受診する際には、日ごろの食生活についても、相談をしておきましょう。 猫は今や犬よりも飼育頭数が増える傾向にあり、家族の一員と呼べる存在になっています。何かと手がかからない事、食事も皿に入れたまま置き餌の出来る事などから、つい安心しきってしまいがちです。でも実は猫は健康面でとても繊細な一面も持ち合わせているので、体調の異変が起こった場合にはすぐに動物病院へ相談に連れていってあげましょう。また、原因が早く判明するように、病院へ行く際には検便用に少量の便を採取し持参するとよいでしょう。手作り食が急速に普及した事で、猫の必須栄養素に関する情報や食材選びに関する情報が不足してしまいがちになっているので、知らぬ間にビタミン欠乏症を引き起こしてしまっている場合もあります。一見、思い当たる原因もなく、救急搬送するほどの体調不良ではないものの、なんとなく元気がない、食欲がない、歩行がふらついている、手足がけいれんしているなどの症状が見られた場合、ビタミン欠乏症の可能性があります。

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