これからの蚊が発生する夏、特に気をつけたいのが蚊によって拡散される病気です。代表的なものにフィラリアがありますが、フィラリアという病気を予防するためには、フィラリアについての知識を知ることが大切です。以下の「あなたの犬をフィラリアから守るためにできること」を常に念頭に置いて実践できることは進んで実践してください。
フィラリアは、主に犬がかかる病気とされていますが猫もかかる病気です。今回は、犬フィラリアについて取り上げていきます。犬フィラリアは蚊が媒介する病気です。蚊が発生しだす時期になると予防をする必要があります。30センチにもなる犬フィラリアの成虫が犬に寄生していると、血液循環が悪くなったり、呼吸困難や咳、嘔吐などといった多くの症状が出始め、最悪の場合は死に至ることもある油断のならない病気です。
犬フィラリアに感染した犬の血液を吸った蚊が他の犬の血を吸うことで、犬は犬フィラリアに感染します。血液内の幼虫を蚊が吸い、他の犬の血液に幼虫を入れ、その幼虫は犬の体の中を動きながら少しずつ成長を続けます。最終的には、肺動脈や心臓内で成虫へと育っていきます。気温がおよそ15度になると蚊は積極的に活動を開始するため、暖かくなってくると犬フィラリアに感染する可能性も高くなってきます。
初期に気づくことは難しいとされる犬フィラリアの症状。軽い咳や少し元気がない、食欲がないといった症状で、飼い主は見逃してしまいがちです。ですが、症状の進行とともに、腹部のふくらみや赤い濃い尿などの症状がみられるようになります。
犬フィラリアにかかってしまうと、治療に多くの時間や多額の費用がかかります。一番の良策は予防です。暖かくなり始める3月頃に予防薬の投与を開始すると良いでしょう。
多くの種類のフィラリア予防薬が販売されています。ですが、まずは獣医に連絡し、予防薬を投与する前に感染していないことを確認する検査を受ける必要があります。特に初期症状が分かりにくい犬フィラリアは、自分で判断することは危険です。感染している状態で予防薬を投与すると愛する犬を死の危険にさらすことになるため、必ず検査を受けるようにしてください。
現在、一番有効な予防薬とされているのが、経口タイプの犬フィラリア予防薬で、毎月1回、必ず蚊がいなくなる季節の1か月後まで継続して投与します。摂取し忘れると感染のリスクが高まりますので、摂取忘れのないようにしましょう。
犬フィラリアは完全に予防することができる病気です。犬を飼う以上、予防策を講じることは飼い主の責任と言えるでしょう。まずは検査を、そして予防薬の投与を開始して、あなたの大切な犬の命を守りましょう。
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